アイデアから包装、言葉、しつらいまでのすべてを作品として捉え、
布を手染めする染色技法と陶芸の金継ぎからインスピレーションを受け施す
金色装飾を掛け合わせた染織作品(アクセサリー、インテリア、アートなど)を制作しています。
ソワがつくる染めのお飾りは、身に纏う美しさだけでなく、
誰もが持つ繊細で美しい内面を映す心の装いとして、「装心具」と呼んでいます。
心に手を差しのべる存在でありたいという祈りを染めに託して、
儚さと強さ、希望を宿らせた、心に染みいる世界観をもってお届けいたします。
【ソワ】という名前は、「sower ( 種蒔く人 ) + ソワカ ( 幸あれ ) 」 という
2つの言葉から名付けました。
装心具が、病めるときも健やかなるときも、
日々に幸せを芽吹かせる種となれればという願いを込めています。
A word, overlaps that day.
Breathtaking colors jump into my eyes.
Each time I find my little seam from among the yarns,
feel relieved by their fragile beauty.
Like emotions spring up one after another
when we touch our heartstrings,
【Sower -ソワ- 】tailors “Inner Jewels”
to portray our sensitive but beautiful emotion,
likewise ornament one’s figure.
Intuition is, an energy for listening to my honest words.
Once our heart is moved, the future will take off then.
Spring up plentifully and blooming, someday.
The name【Sower -ソワ-】comes from 2 words,
「Sower」&「SOWAKA (Best wishes.)」
with the thought that ...
Our jewels would like to be a seed hiding a power to let your heart sprout
Because I know, any small, small seeds make beautiful flowers bloom.
小さなころからずっと、想像することが好きです。
絵本、詩、美術館、家族や大切な人との会話から…。言葉や芸術を入口に、自分の知らない世界と現実を行ったり来たり、飽きることがありません。
そんな私ですが、何も思い浮かばない、何をしていても悲しみの渦の中。心が闇に沈んだ時代があります。このままではいけないと焦る私を救ったのは、無意識に刺した一輪のピンクのバラの刺繍でした。できあがったつたない刺繍を「きれい」だと思えた瞬間、私の心は光を取り戻し始めました。
美しいと感じるものを生み出すことは、私にとって生きる希望のようです。
そして、その背景にある感情も欠かせない原動力となっています。
バランスを崩して見つけた美しさがあるように、切なさや憂い、ネガティブなことを否定することなく喜びや笑顔に浄化していくものづくりがしたい。
だから、心を揺さぶる感情を言葉にして一緒に届けることを決めました。
今は、意味のあることやわかりやすさが重宝される時代です。
でも、直感的にいいなと思うこと、わくわくすること、何かがちがう違和感、理由をうまく説明できない感覚こそが自分を救うエネルギーになると思うのです。
作品が、病めるときも健やかなるときも、そんな力を秘めた希望の種のような存在になれたならうれしいです。
瀬戸 望
瀬戸 望| Nozomi Seto
京都市立芸術大学 染織専攻卒業。卒業後、企業にて雑貨の企画、媒体編集などを行う傍ら作家活動を開始。形のない気持ちを色やマテリアルで表現し、日本文化などの文脈からイメージを膨らませた独自の解釈による物語ある制作を得意とする。アクセサリーとインテリアを両立させる作品提案など既成概念の脇道を行くのを好む。
■過去展示
渋谷ヒカリエ、iiba gallery(神戸)、Britomart(NZ)、SPIRAL(青山)、阪急うめだ本店、赤坂蚤の市、ncj(NY)、伊勢丹新宿本店、銀座三越